体長:10~11m 体重:11~15t
評価:IUCN-DD/水産庁—希少種(日本沿岸の3個体群)/希少(日本沿岸の3個体群)
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絶滅危惧(threatened)のカテゴリーは、絶滅の恐れの高い順から CR(Critically Endangered)、 EN(Endangered)、 VU(Vulnerable) に分けられる。
さらに A(個体数の減少率)、B(分布の小ささ)、C(個体数の小ささと減少)、 D(絶滅確実)の基準があり、さらに副基準を適用する。
低リスク(LR:Lower Risk)は、情報不足でなく、評価が可能なもので、 上記カテゴリーに属さないもの。
| LR cd | 保全依存(Conservation Dependent): 該当動物群またはその生息地の保全策が継続されており、 その保全策が中止された場合、5年以内に絶滅危惧のカテゴリーに 移行すると考えられるもの。 |
|---|---|
| LR nt | 準絶滅危惧(Near Threatened): 保全依存ではないが、絶滅危惧の VU カテゴリーに近いもの。 |
| LR lc | 軽度懸念(Least Concern): 上記以外の低リスクのもの。 |
| DD | 情報不足(Data Deficient)。 |
アカボウクジラ科で最大のクジラ。比較的温暖な北部北太平洋の海域にのみ分布している。日本沿岸には、日本海系、太平洋系、オホーツク系の3つの群れが分布していると考えられている。
頭は丸くて小さく、その先に細長い吻がある。下顎にのみ2~3対の歯が生えていて、その先端が下顎からのぞいている。推定17ヵ月の妊娠期間を持つ繁殖率が低い種であるが、その生態については十分わかっていない。オスの方が長寿という報告や群れのオスが子育てにかかわっているという説もあり、今後の生態の解明が待たれる。
日本では、千葉県を中心に江戸時代から捕獲が行われた。戦後から60年代に地域での肉の利用(タレ)だけでなく、鯨油の供給のために捕獲数が増え、資源としての状況が悪化。1983年に自主規制枠40頭を決定したが、捕鯨モラトリアム決定以後に千葉県の他に宮城県(鮎川)と北海道(網走)が参入し、88年には枠を54頭に拡大、さらに2000年には62頭まで広げて今日にいたっている。
クジラ図鑑索引
日本の沿岸に分布が推測される主なクジラ目
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コククジラ科
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<参考資料>
- 「日本の希少な水生野生生物I~V(日本水産資源協会)」
- 「レッドデータ日本の哺乳類(日本哺乳類学会)」
- 「クジラとイルカの図鑑(マ-ク・カワディ -ン著)」
- 「クジラ・イルカ大図鑑(アンソニー・マーチン著)」
- 「killer whale(Ford/Ellis/Balcom)」
- 「オルカ入門(エリック・ホイト)」
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