体長:12~13 .5m 体重:70t
評価:IUCN-LR /水産庁−絶滅危惧(スピッツベルゲン系)、危急(デービス海峡、ハドソン湾、オホーツク海)、希少(ベーリング海)/日本哺乳類学会−絶滅危惧(オホーツク海個体群)
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絶滅危惧(threatened)のカテゴリーは、絶滅の恐れの高い順から CR(Critically Endangered)、 EN(Endangered)、 VU(Vulnerable) に分けられる。
さらに A(個体数の減少率)、B(分布の小ささ)、C(個体数の小ささと減少)、 D(絶滅確実)の基準があり、さらに副基準を適用する。
低リスク(LR:Lower Risk)は、情報不足でなく、評価が可能なもので、 上記カテゴリーに属さないもの。
| LR cd | 保全依存(Conservation Dependent): 該当動物群またはその生息地の保全策が継続されており、 その保全策が中止された場合、5年以内に絶滅危惧のカテゴリーに 移行すると考えられるもの。 |
|---|---|
| LR nt | 準絶滅危惧(Near Threatened): 保全依存ではないが、絶滅危惧の VU カテゴリーに近いもの。 |
| LR lc | 軽度懸念(Least Concern): 上記以外の低リスクのもの。 |
| DD | 情報不足(Data Deficient)。 |
北極周辺部の寒冷海域に住む。70センチもある分厚い脂肪層をもち、ずんぐりとして背ビレを持たない特徴的な姿をしている。氷の周辺を移動し、オキアミや小魚のほかに、コククジラのような底生生物も食べる。寒冷海域にすみ、30センチくらいであれば、氷に穴をあけて呼吸することができると言う。生態については余りくわしく分かってはいないが、妊娠期間は推定12~16ヵ月、時に双児を生むこともあるらしい。
泳ぐ速度が遅く、死んでも死体が浮くために捕獲しやすく、古来から捕鯨による影響を受けてきた。そして、19世紀に入ってからは3mにもいたる長いヒゲと脂のために何万頭も捕獲されて、北大西洋ではほとんど絶滅状態になってしまった。現在はアラスカ先住民捕鯨として、特例的に捕獲枠が設定されている。
最近この先住民が捕獲した北極クジラの頭部から19 世紀に使用された古代石と象牙でできた銛がでてきた。このため、本種は200 年間も生きる可能性があるもっとも長寿の動物ではないか、と考えられている。
クジラ図鑑索引
日本の沿岸に分布が推測される主なクジラ目
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コククジラ科
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<参考資料>
- 「日本の希少な水生野生生物I~V(日本水産資源協会)」
- 「レッドデータ日本の哺乳類(日本哺乳類学会)」
- 「クジラとイルカの図鑑(マ-ク・カワディ -ン著)」
- 「クジラ・イルカ大図鑑(アンソニー・マーチン著)」
- 「killer whale(Ford/Ellis/Balcom)」
- 「オルカ入門(エリック・ホイト)」
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