1986年にIWCで捕鯨のモラトリアムがきまった後、イルカの肉が急騰しました。イルカ肉がクジラ肉の代用品としてたくさん市場に出回ることに なったからです。これまでカジキマグロの突きん棒漁を行っていた漁師たちなどがイルカ猟に参入するなどして、捕獲高は倍増してしまいました。
イルカ等の沿岸小型鯨類について、IWCはその管理を各国に任せています。日本政府=水産庁はこのイルカ猟の急増に対し野生生物保護の視点ではなく「資源保護」の観点から1991年、イルカ捕獲を許可する
また、ことしもゆううつなイルカ猟のシーズンがスタートしました。日本国内では「まだイルカを捕獲しているの?」「何に使うの?」という質問が出るくらい知られていませんが、昨年の富戸のビデオが世界中に流れたので、海外から怒りと悲しみの声がたくさん寄せられています。今年もすでに10月5日、ハナゴンドウ捕獲が報告されています。古いデータと捕獲実績によって93年に設定された捕獲枠は、できるだけ早く改定する必要があります。
水族館で泳ぐイルカはこの捕獲されたイルカの中から選ばれたものです。
国内での問題解決の努力を
私たちは、この11月に 太地で起きた海外活動家のイルカ猟撮影、海外での記者発表とメディア報道、抗議行動、活動家の逮捕に関して、その一連の行動が問題の解決に寄与しないと考え、遺憾の意を表明します。
確かに、 太地において継続されているイルカ猟には大きな問題があり、再考すべきであると私たちは考えています。その問題は繁殖率の低い野生大型哺乳類であるイルカが継続的に高い捕獲圧で捕獲されてきたこと。
水産庁長官 白須敏朗 殿
遠洋課捕鯨班 諸貫秀樹 殿
9月1日からの新たな捕獲枠でのイルカ追込み猟が開始されるのに先立ち、イルカ新捕獲枠に関して以下の質問状をお送りいたします。