「ここ数年、殺伐とした世相に比例してか『癒し』への希求が強まっているようです。癒しを求めることに異議を唱えるわけではありませんが、自分が癒されるために他の犠牲を強いることを厭わないようなあり方については問題を感じます。
特に、最近流行のイルカセラピーについては強く反対せざるを得ません。イルカを毎年追い込み猟で捕獲し、安価に供給しうる日本においては、身勝手な『癒し』のため、イルカの命がいとも無造作に失われている可能性が強いのです。イルカは一部の人の癒しとそれをそれを的にした金儲けのために存在しているわけではありません。
【2頭の シャチ の死】
'97年6月17日深夜に和歌山県のJAVA支援者から緊急連絡が入った。 アドベンチャーワールド の妊娠していたシャチが、この日の朝に死亡したという。また、その3日前の6月14日に、それまで元気にしていると水産庁を通して伝えられていたオスの子どものシャチも死亡したと伝えられた。メスのシャチは、多くの人々が心配したとおり、自分からは餌を食べず、4月に流産をして急速に体力を失い、泳ぐことも、自力で浮いていることもできなくなっていたのをタンカで水中に保持し、口を強制的に開けて流動食を流し込んでいたようだ。
シャチ の捕獲に関する情報は、市民グループによって多くの支援者に伝えられ、同時にシャチの捕獲に反対し、解放を求める意見をシャチを購入した3水族館、水産庁、和歌山県に届けようという運動が展開された。この結果、2月10日から国内外の支援者による抗議のファックスや電話が関係者のもとに殺到した。後日、そのうちの1水族館関係者が明らかにしたところによると、1日に1300枚もの抗議ファックスが寄せられたとのことで、他の水族館などにも同程度の抗議が寄せられたと思われる。
太地で5頭のシャチが捕獲されてから4年たちました。5頭のうち一番小さかったオスと妊娠していたと見られるメスは捕獲後4ヵ月のうちに相次いで死にました。そして、残る3頭も別々の水族館で飼育され、今にいたるまで互いに会いまみえることはありません。
「太地シャチ捕獲事件1997年」
太地 で5頭の シャチ が捕獲されてから、今年で10年目です。
捕獲された経過は以前にお伝えした通りですが、この間、同年(1997年)6月に、一番小さい子どものシャチと、妊娠して いたといわれたメスのシャチが、飼育されていた アドベンチャーワールド で相次いで死亡しました。
「捕獲された5頭のうちすでに3頭が死亡」
さらに、1昨年には、同じくアドベンチャーワールドで飼育されたいたオス(キューちゃんとよばれていた)が死亡し、5頭のシャチは2頭になり