水産庁長官 田原文夫 殿
水産庁遠洋課捕鯨班 中塚周也 殿
時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
この度は、名古屋港水族館のロシア海域でのシャチ捕獲計画に対し、水産庁が慎重な態度を取るようにと助言をされたことについて、生物多様性保全、野生生物保護の観点から高く評価し、感謝の意をお伝えいたします。
早速ですが、この7月28日水産庁にて開催を予定されている太地で飼育されているシャチの移動に関していくつかの疑問があります。当該シャチは、原則禁止されている捕獲を学術目的として特別に許可されたものであり、
ロシア連邦政府はカムチャツカ地方およびオホーツク海において10頭のオルカを捕獲する許可を出した。
2003年9月26日、一頭のメスのオルカが捕獲され、また、捕獲作業中にもう一頭のオルカが死亡した。
捕獲されたオルカは2003年10月5日、黒海沿岸のウトリシュ・イルカ水族館へ輸送された。
2001年の第1回国際捕鯨委員会の勧告ではカムチャツカ地方のオルカについて、個体群の現状がほとんど不明であるため、これらを捕獲をするべきではない、としており、今回のカムチャツカ地方での捕獲はこの勧告に反する。
他の国々はオルカの捕獲を禁止しており、またオルカを保護するための法律を施行している。
そこで、11カ国で910万人の支持者を持つ下記に署名する団体は、ロシア連邦政府に対し、下記の要請をする。
「太地スリー(クウ、キュウ、アスカ)の合流からリリースへ!」
1998年、名古屋港水族館が同館内でのシャチの飼育を宣言してから、私たちは一貫して水族館へのシャチ導入に反対してきた。
その理由は、
毎年、今日のように冷たい風が吹く中に春の柔らかい日差しを感じると、10年前のあの浜辺のことを思い出します。
目の前で起きていることが、まるで映画の画面のように非現実的ななかで、子シャチの鳴きごえばかりが強烈な現実として、何もできない私を打ちのめしました。
「必ず解放するから」と心に誓ったのに、その4ヵ月後には