沿岸小型鯨類保護

イルカ捕獲枠(2011~2012)

  • 1993年、水産庁はイルカの捕獲規制を開始、当時のイルカ生息データをもとに8つ道県での捕獲枠が示されました。
  • 1999年、地方分権一括法のもと、捕獲は知事許可に変更されました。
  • 2006年、イルカの捕獲枠見直し作業が開始され、2007年に5年間の暫定的な捕獲枠が設定され、新たな種(カマイルカ)が捕獲枠に付け加えられることになりました。

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イルカ捕獲枠(2010~2011)

2006年から、毎年、少しずつ変更してきた捕獲枠が今年も6月に関係自治体に通知された(と思われる)。

5年にわたる捕獲枠の1年ごとの更新が終わり、今後どのような管理手続きが取られるか注目したいところである。

いずれにしてもこれまでのような、推定個体数と大雑把な生活史に基づく枠の設定ではなく、地域個体群の特定とその生息状況を個々に判断する、科学的な知見に基づいた方向が望ましい。

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1997年に捕獲された5頭のシャチ最後の1頭の死に際して

予想できたこととはいえ、この9月19日、メスの シャチ 「クー」が死んでしまったのはたいへん残念なことでした。推定18-19歳というシャチの平均寿命(60歳)から見て、「夭逝」としかいえないような死でした。

「経緯」

1997年の2月、10頭のシャチの群れ(家族)が和歌山県太地の畠尻湾に追い込まれ、水産庁の許可により、そのうちの 5頭が捕獲される事件が起きました。

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小冊子『小型沿岸捕鯨の現状』

1988年の捕鯨モラトリアム受け入れ以降、その主たる捕獲対象のミンククジラ捕獲が出来なくなった沿岸捕鯨産業は、沿岸のハクジラ類捕獲で産業を継続してきた。

日本政府は「緊急救済措置」として沿岸の捕鯨許可を求めてきたが

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イルカ捕獲枠(2008~2009)

<問題点>
数を減らしたことは評価するが

  • 調査が不十分なまま(推定個体数が精度高くない)
  • 漁法に関しての検討と対応が不十分(個体群を消滅させる追込み、大型のものを捕獲する突きん棒)
  • 枠を提示する以上、道県の正確な産業の状態把握は当然。
→青森は実体がない
→静岡は終了の方向
→許可船数が不正確
  • 消費動向から言えば、もっと抜本的な改正(産業への考慮ではなく生物多様性保全の観点から)と削減ができるはず
  • 消費者への汚染情報の徹底(イルカ肉の高濃度化学物質汚染について)

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