捕鯨問題

調査捕鯨の中止を歓迎する

イルカ&クジラ・アクション・ネットワークは、本年218日の第二期南極海調査捕鯨(JARPAII)の中止を歓迎します。そして、より広範な情報共有のもと、日本国内においても冷静で建設的な議論がおこなわれ、結果として、日本が今期のみならず、恒久的に南極海捕鯨から撤退することを要望いたします。
 これまでも、捕鯨賛成、反対いずれの側からも南極海における捕鯨活動に対する批判がありました。

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急増するクジラ肉の在庫と “遊水池”みたいな隠れ在庫の出現

~統計から外された冷凍庫 アイスランド産ナガス肉~
報告者:佐久間淳子
  • 10月末の流通在庫量、とうとう記録達成

グラフを見てください。ここには2010年10月末の在庫量まで反映させてあります。5525トン。10月末在庫量としては、1990年以降でもっとも高い値です。それだけではありません。2010年は発表された在庫量の数値だけではわからない、いろいろなことが起きていて、この数字以上に売れていない状況が進んでいる可能性が高くなっています。その背景を説明しましょう。

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2009年11月19日 NGO共同声明

鳩山新政権へ
「調査捕鯨」の中止と「非致死的な調査」への移行を求める

 11 月19 日に日本の調査捕鯨船団は、南極海に向かい因島(広島県)を出港しました。私たちは、日本政府が許可し、さらに補助金を出し、(財)日本鯨類研究所が実施 しているこの第2 期南極海鯨類捕獲調査(JARPA II)の計画継続に大きな懸念を抱いております。新政権には、この「調査捕鯨」への補助金拠出と、計画そのものに対する許可発行の停止を要請します。
 私たちの懸念は以下によるものです。

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日本沿岸希少種ミンククジラ混獲の実態

沿岸捕鯨再開提案の陰で進むもうひとつの“捕鯨”

 「ミンククジラはたくさんいる」と喧伝されているが、実際には海域によって事情は異なる。日本の周辺には2つの個体群が生息し、そのうちの希少個体群 「東シナ海・黄海・日本海系群(J-Stock)」については、日本も商業捕鯨の対象はオホーツク海・西太平洋系群(O-Stock)であってJ- Stockではない、としている。その一方で、「混獲」の名の下に日本で利用されているミンククジラは年間120~130頭いる。

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IWCローマ中間会合で意見陳述

IKANは、IWC(国際捕鯨委員会)中間会合で5分間の意見陳述の機会を得て、以下のようなスピーチを行った。対立する議論の合意に向けて公正な情報の共有が不可欠であると考えたからである。


 まず最初に、私どものような小さな日本の NGOに話す機会を下さったことを議長ならびにこの会議に参加されているかたがたすべてに感謝いたします。

 私どもは主に国内で鯨類を中心とする野生生物の保全に関する活動をしています。

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