調査捕鯨に関する公開質問状

2006年11月15日(水)

内閣総理大臣  安倍晋三 殿
農林水産大臣  松岡利勝 殿
水産庁長官   白須敏朗 殿
日本鯨類研究所 畑中 寛 殿

南極第二期クジラ捕獲調査(JARPA II)に反対し、調査捕鯨に関して公開質問状を送ります

イルカ&クジラ・アクション・ネットワーク
事務局長 倉澤七生
[自然の権利]セミナー
代表 佐久間淳子

 私たちは、日本鯨類研究所が計画し、日本政府が許可してきた南極海クジラ捕獲調査に大いなる疑問をいだいており、昨年も連名で抗議文書をお送りしました。しかし、残念ながら今年も この11月15日に、クジラ捕獲のための船団が出発しました。それに 関連し、今回は鯨類調査についての質問を行いたいと思いますので、できるだけ早急にお答えくださるようお願いします。
  1. この(クジラ、もしくは鯨類)捕獲調査の目的の生態系管理・多鯨種の管理は捕鯨のためのものですか。もし、南極での捕鯨が行われない場合必要なものですか?
  2. 鯨類捕獲調査は何年間の予定で行ないますか? その期限をお教えください。
  3. 鯨類捕獲調査に使われる鯨種、頭数の変更は考えられますか? その理由はなぜですか?
  4. 商業捕鯨がもし再開された場合、鯨類捕獲調査は終了しますか? 継続しますか? それはなぜですか?
  5. 昨年度南極海から持ち帰った鯨肉の歩留まりが以前と比べて悪いのはなぜでしょうか? もしクロミンククジラが小型化しているのであれば、科学的調査の結果として公表してください。
  6. 国際捕鯨取締条約にしたがって、日本の捕鯨調査では一物のすべてを使い切るとしてきました。しかし、一部の肉や内臓は廃棄されていますがこれは日本の主張と食い違っていませんか?
  7. 日本の調査なのに鯨肉の運搬用に日本船籍ではない便宜地籍船を使うのはなぜですか?
  8. 捕鯨母船が老朽化した場合、調査は停止しますか? あるいは新たに船を建造するのですか? 建造する場合、誰がお金を出すのですか?

以 上

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