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イルカ&クジラ・アクション・ネットワークにようこそ

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私たちは、日本沿岸におけるイルカとクジラをはじめとする野生動物との共存をめざし、行動する人々や団体のネットワークです。

イルカやクジラを利用する産業の存在する日本で、保護・管理のあるべき姿を求め、より透明性の高い情報と市民参加の道を模索しています。

みなさんの参加と支援をお願いします。

水族館でイルカをみたいあなたへ、イルカ施設で一緒に泳ぎたいあなたへ

イルカはかわいい、賢いから好き!という人は年々増えているようです。
さまざまなシンボルや、企業イメージなどにもイルカの姿が使われています。
丸いおでことほほえんでいるような口元で、親しみやすく、水族館でもなつっこくよってきてくれる彼らにいやされる人がいるというのも分かります。

でも・・・・・・・
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 あなたはイルカたちがどこから来たのか知っていますか?イルカが大好きなあなたに、そのことをぜひとも知っていただきたいのです。

 イルカは、野生動物です。広い海原を、家族の群とともに泳ぎ回って暮らしています。社会的なつよい絆をもち、社交的で好奇心が強く、遊ぶのも大好きな動物です。 水族館のイルカたちは、こうした野生の群から、家族と引き離されて捕獲され、連れて来られているのです。

 昨日、静岡県の富戸で行われたイルカ猟のようすをお伝えしましょう。そうすれば、いつでもほほえんで見えるイルカが、ほんとうにほほえんでいるのかどうか、あなたにもわかるはずです。

 2004年11月11日の早朝、沖でバンドウイルカの群が100頭ほど地元の富戸の漁業者たちによって湾に追い込まれました。富戸港の入り口は漁網で封鎖され、イ ルカたちは仕切りの中で一晩を過ごしました。翌朝(12日)8時過ぎから、漁業組合の人と水族館の関係者によるイルカの選別と捕獲作業が始まりました。
 仕切りは2つに分けられ、狭い方の仕切りの中に入ったイルカが7,8人のダイバーによって性別を調べられ、つかまえられて竹竿で体長がはかられます。
 その間にも、イルカたちはもがき、逃げまどって狭い仕切りの中で違いにぶつかりあい、傷ついてしまうので、あたりは生臭い臭いに包まれ、水の色が茶色く濁り始めました。 小さな子どもと思われるイルカも何頭もいました。漁網に絡まってもがくイルカもいました。
 岸壁には大きなクレーンが横付けされ、赤や青の担架がつりおろされて、7,8人のダイバーにとりおさえられて捕獲されたイルカを中に入れると、 再びクレーンがあがります。待ちかまえていたトラックがイルカを運び去ります。そうした作業がえんえんと続きました。そうして、12時過ぎには14頭のイ ルカが捕獲され、作業が終了しました。狭い仕切りから、イルカたちが船で追い立てられて、広い仕切りの仲間と合流しました。イルカとともに、赤い水が帯と なって流れ出します、濁った白い泡も流れてきました。もがきつかれて、仲間の方に泳ぐ力も残っていないイルカが狭い仕切りの中にとどまってただよっていま す。 弱って傷ついたイルカたちは、こののち海に帰されて、はたして生き延びることができるのでしょうか?ショックで死んだイルカもいました。
 80頭ほどのイルカが海に戻されましたが、一方で、漁船の網には、解体される3頭のイルカが頭を上にしてじっと動きません。彼らが生きていることは、時折ブシュッと噴気があがることでわかるだけです。

 解体作業は、イルカを愛する人たちからの抗議を受けたからという理由で、関係者以外には公開されなくなりました。以前よりも、短い時間で殺す方法に変え たと言われますが、本当かどうかの確認はできませんでした。いずれにしても、仲間が捕獲されるのを身近に目撃し、仲間が海に戻されるのを知りながら網に閉 じこめられ、生きたまま頸椎を切断されるのですから、本当にこれが「人道的」なのかどうかはおわかりでしょう。

 今回の捕獲は、伊豆下田海中水族館や伊豆三津シーパラダイス、しながわ水族館などからの注文で行われたと言うことです。この中には、みなさんがイルカをごらんになった施設も入っているのではないか、と思います。
 こうした人工的な施設で飼育されるイルカたちの多くは、野生での寿命を全うできないでこの世を去ると言われます。多くの水族館ではイルカは消耗品で、イルカ捕獲の注文も次々とつきないわけなのです。
 皆さんが、水族館やイルカ施設でイルカをみたい、一緒に泳ぎたいと考える限り、こうした悲惨な運命に合うイルカは後を絶ちません。

 あなたはそれを望みますか?

 イルカが見たいのであれば、ウォッチングや野生イルカと泳ぐプログラムもあります。その方が本当にほほえんでいるイルカたちを見ることができるはずです。
 富戸では、元イルカ漁師だった石井泉さんがドルフィンウォッチングをしています。

「野生シャチの捕獲問題について考える」
生物多様性の考え方 ~希少動物の保護~

名古屋では「第10回生物多様性条約締約国会議」の開催誘致活動が積極的に取り組まれています。

生物多様性条約は、地球上の生物の多様性が人間の活動によってこれまでにない深刻な減少を招いていることを懸念し、1992年に作られました。

この会議は、世界の生物多様性の消失を劇的に減少させるために設定され、 すでに「劇的な減少」と云う目標達成はむずかしいと考えられていますが、あらたな生物多様性保全のための目標が設定されると思われる非常に重要な会議です。

現在、和歌山県太地町において希少動物であるシャチの捕獲計画が進行していますが、 この計画の一部は、名古屋港水族館に貸し出されているメスのシャチ「クー」の繁殖相手獲得が重要な目的のひとつと考えられます。

10年前の1997年、同じく太地町で捕獲された5頭のシャチは、現在、名古屋港水族館の「クー」1頭のみが生存しています。

会議を誘致する名古屋の皆さんとともに、生物多様性からの視点で野生シャチの捕獲問題を考えながら、ポール・スポング博士にシャチの保護についての重要性をお話しいただきます。

この機会にぜひご参加ください。

 開催日: 2008年2月3日(日)

時間: 13:30~16:30(13:15開場)

場所: 名古屋港ポートビル4F 講堂
(名古屋市港区港町1-9)名古屋港水族館東側

入場料: 無料 (カンパ歓迎!)

お申し込み・問合わせ:
代表者の方の「お名前」と「参加人数」を下記アドレスへEメールにてお申し込み下さい。
名古屋港水族館を考えるなかまたち
kangaeru mail

※お問い合わせも、上記Eメールにてお願い致します。

※生物多様性条約とは
1992年、ブラジルで開催された通称リオサミットでは、人間活動が環境に与える深刻な影響を懸念し、地球環境を守るための重要な二つの条約が作られました。それが「気候変動枠組条約」と「生物多様性条約」です。
生物の多様性は、私たちの生きる基盤としての生態系を維持するために不可欠のものです。

ポール・スポング博士  プロフィール
海洋生物学者/オルカラボ・ディレクター/太平洋オルカ財団理事

1939年、ニュージーランド生まれ。オークランド大学、大学院で心理学 の博士課程を終了。 その後アメリカ に渡り、カリフォルニア大学(UCLA)大 学院で人の脳生理学を学び博士課程を終える。 スポング博士とオルカとの出会いは、 1967年カナダ・ブリティッシュコロンビア大学とバンクーバ ー水族館 から依頼された飼育環境下におけるオルカ研究員としての仕事だった。研究が 進むにつれ、人間の理解を遥かに越えたオルカの精神構造に驚かされ、また同時に閉鎖環境下での飼育が道徳的に正しいのか疑問を抱き、博士の研究対象であっ たオルカ「スカナ ー」の死を機に水族館を退職する。

1970年、バンクーバー島内海の無人島であるハンソン島に、オルカの野外研究基地「オルカラボ」を設立。 博士はこのフィールドを永久に続くものにしたいと考え、そのためにお互いの 関係がバランス良く保たれる環境を模索している。 オルカラボでは観察のための追跡ボートを使用せず、ハンソン島を中心とした陸上からの目視による個体識別 と、水中マイクを使用した「ハイドロフォン・ネットワーク」 によって、24時間体制でモニタリングを行い、オルカの音声の登録・分類を行っている。オルカラボのディレクターとして一家でハンソン島に住み、年間を通 じた活動を続けている。

Orcalab(オルカラボ) http://www.orcalab.org/