震災復興のドサクサ紛れに捕鯨事業費を大幅増額!
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- 作成日 2011年10月22日(土曜)13:12
それでいいのか、税金の使い方!
政府は10月4日の記者会見で2月に中止した南極海 での調査捕鯨を今期も行うと宣言しまし た。
調査捕鯨は、日本鯨類研究所が、捕獲した肉の売り上げをもとに毎年5億円の補助金を得て実施してきました。
ところが昨今の鯨肉の売り上げ減少と南極海での妨害活動により、赤字が慢性化し調査 継続が困難になってきました。
そのため、今年7月に報告の出た「鯨類捕獲調査に関する検討委員会」では、 継続とともに、中止/縮小が併記されています。
昨日10月21日、第3時補正予算の閣議決定が行われ、水産予算4989億円のうち、捕鯨地域の復興ということで、鯨類捕獲調査安定化推進対策22億84百万円を 計上したということです。
しかし、この補正予算をみると、本来鯨研が持つべき30億円を、政府が私たちの税金を使ってそっくり肩代わりするつもりのようです。 地球の反対側まで船団を出して行う調査捕鯨が沿岸地域の復興といえるのでしょうか?
また、鯨肉の売れ行き不振は、今回の災害が原因ではありません。