第52回IWC会議向け声明文

IWCへの正式オブザーバー参加を認められたNGOは、オープンステートメントと称する文書を提出することができます。この文書は全参加国代表および全参加NGOに配付されます。日本を出発する直前に急きょ賛同団体をつのりましたが、わずか10日程の間に75団体および個人の賛同が集まりました!


IWC/52/OS IKAN

私たちは、日本政府の行っている調査捕鯨とその拡大・捕鯨再開の提案に反対します

イルカ&クジラ・アクション・ネットワークほか 65団体 および個人10名

私たちは、日本で活動している市民のグループです。日本国内でのクジラ肉消費は、なくてはならない食料ではないと考えています。

確かに、戦後の一時期において、クジラ肉は貴重な動物蛋白源で した。しかし、社会が安定してくると、クジラを継続して食べつづける人たちは急激に減り、いまではその大部分がグルメや酒のつまみ、みやげ物などとしての嗜好食品になっています。

日本政府は、国際社会で、クジラ肉が日本人にとって不可欠な伝統食品であると訴えてきました。しかしその一方、国内ではクジラ肉需要を増大させるために、毎年、さまざまなキャンペーンを行っています。その中には、海外の捕鯨に反対する人たちについて歪んだ情報を流したり、IWC会議の内容について、恣意的な報告を行い、世論の操作を行い続けていることも含まれています。しかし、状態は変わりません。

昨年、クジラ肉汚染が問題になると、政府は日本人一人当たりの平均クジラ肉消費量は年間1g以下にしかならないので、健康上なんら心配はないとしました。こうした現状を省みず国際社会のルールを無視し、調査捕獲の拡大を行い、捕鯨の再開を画策することは、一部の利益と産業擁護でしかなく、日本人の総意とはほど遠いものです。

私たちは、日本で活動する団体・個人として、以下のことを日本政府に求めます。

1)今夏から始めるという北西太平洋でのマッコウクジラとニタリクジラの調査捕鯨を中止する。

2)調査捕鯨を非致死的なものに切り換えて、これ以上、科学の名の元に捕鯨を行わない。

3)捕鯨賛成票を買うための水産経済援助など、商業捕鯨再開に向けた行動を止める。

4)不正に密輸、密猟されたクジラ肉の厳しい取り締まりを行う。

5)クジラ肉の化学物質汚染に関して、早急に消費者に警告を出す。

6)税金を使って捕鯨を推進するための偏った報道を誘導しない。


賛同65団体

野生生物保全論研究会

北海道動物保護協会

動物生命尊重の会

地球生物会議(ALIVE)

ウィズ あにまるず

日本消費者連盟

サークリット

江戸川の自然環境を考える会

自然通信社

日本熊森協会

生田緑地の自然を守る会

アースブル-&ドルフィンクラブ

北限のジュゴンを見守る会

スタジオ・リーフ/人間家族編集室

動物の保護及び管理に関する法律の違反をなくす会

人道に基し人と動物との共存を実現する全国協働ネットワーク

不妊去勢普及の会

府中動物愛護の会

避妊去勢ネットワーク

鉛弾規制同盟

しんぐるまざぁず.ふぉーらむ

北日本動物福祉協会

ウルフパルス・イン・ジャパン

日本環境保護国際交流会

野生生物ボランティア基金

がんばれ動物クラブ

オルカ工房

オルカ工房ネットワーク

グリーンピース・ジャパン

生命の輪

動物の命を救う会

きょうりゅうや

猫様ジャーナル編集部

アニマルズ・ケア・ネットワーク

緑のネット地球の仲間

アマナクニ

名前のない新聞

動物の幸せを結ぶ会ネットワーク

すま・はまの会

フリーアニマルスネットワーク

ひげとしっぽ

ツキノワの会

動物実験の廃止を求める会(JAVA)

オリンピックいらない人々ネットワーク

地球と生命を守るネットワーク

和歌山動物福祉の家

婦人民主クラブ

エルザ自然保護の会

日本湿地ネットワーク

エコプラン研究所

ホエール・ステーション

原子力資料情報室

アニマルライツ・センター

地球生き物共同体

野生生物協議会 岐阜

アース・フレンド

わらべ村

福岡野生動物ネットワーク

SALA NETWORK

社団法人)日本動物福祉協会

SEA JAPAN

環境とフェミニズムの英会話寺子屋

動物を守る奈良県民の会

クジラ問題ネットワーク

国際動物福祉基金

insurance
insurance
insurance
insurance