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作成日 2006年3月16日(木曜)13:51
オルカライブの発信地であるジョンストン海峡は、北米大陸西 海岸を南北に縦断するInside Passage(沿岸水路)と呼ばれる長大な水路の一部です。
豊かな森と水に恵まれた沿岸水路は、現在カナダからアラスカにまで達する重要な交通路であると同時にオルカやクジラを頂点とする豊かな生態系を育み、またそこに生きる人々の間では、太古から独自の文化が営まれてきました。
この作品展では、オルカをはじめとする沿岸水路の自然と文化にインスパイアされた三人のアーティストが、オルカという共通の題材を、それぞれの手法と視点で表現します。 豊かな沿岸水路の姿を多面的に浮き彫りにします。
鯱(オルカ)三人展開催記念として、オルカ研究者 ポール・スポング博士、写真家・科学ジャーナリスト 水口博也氏による講演会、出展アーティストによる お話会なども併せて開催されます。
■ 鯱 (オルカ)三人展 - Inside Passage ■
二川英一/長束芳彦/河合晴義
2006年4月14日(金)~26日(水) Open. 10:30~21:00
●出展作家紹介
■ 二川英一 (ふたかわひでいち) 木版画家■
1994年、カナダの野外オルカ観察施設「オルカラボ」
での滞在を機に、主にオルカをはじめとする野生動物
の生きる姿、北米先住民族の文化をテーマとした木版
画を描き続けている。
<主な作品>
絵本:
「たくさんのふしぎ "オルカの夏"」(福音館書店)
「こどものとも "カラスとカモメ"」(福音館書店)
(近刊予定「トーテムポール」「まいごのオルカ」共に福音館書店)
その他:
モンベルTシャツデザイン
など。
■長束芳彦(ながつかよしひこ) CG作家■
宇宙開発に携わる技術者のかたわら、自然科学系のCG制作を手がける。
自身が世界の海で出会った野生の鯨類と彼等が生きる環境を、仮想空間に表現している。
<主な作品>
図鑑挿絵:
「ガラパゴス大百科」
「日本の海大百科」(共に阪急コミュニケーション ズ)
その他:
ハイビジョン番組「オルカの家族たち」アニメーショ ン
(ep055チャンネル放映)
ORCAプロジェクトシンボルマーク(日本医師会)
など。
■河合晴義(かわいはるよし) 海洋生物画家 ■
東海大学海洋学部水産学科(現海洋生物学科)'94年卒。高校時代に地元
の水族館に入ったイルカを見て鯨類の魅力に取り付かれ、水産学を学ぶ。
卒業後、大学での経験を生かし、海洋生物専門のイラストレーターに。水族
館の展示物や図鑑の挿絵など、細密画を得意とする。
<主な作品>
図鑑挿絵:
「クジライルカ大百科」(阪急コミュニケーションズ)、
「小学館の図鑑NEO」(小学館)
その他:
世界の鯨類ポスター(財団法人日本鯨類研究所)
小笠原観光協会壁画
など、多数。
■■■ 鯱(オルカ)三人展 開催記念講演 ■■■
本作品展を記念し、作品展会場にてオルカ研究者 ポール・スポング博士、 写真家・科学ジャーナリスト 水口博也氏により、下記の講演が開催されます。
■ポール・スポング博士による記念講演■
「ジョンストン海峡のオルカ」(仮題)
日時 :4月16日(日) 15:00~18:00(開場受付14:30~)
講師 :ポール・スポング博士
入場料:2,000円
定員 :80名/要予約 ( 定員になり次第受付を締め切らせていただきます )
主催 :OSS (オルカラボサポートソサエティ)
満員御礼!!
ありがとうございました。東京公演のお席は予約完売しました。
■水口博也氏によるSpecialスライド&トーク■
「沿岸水路とシャチ」
日時 :4月22日(土) 16:00~18:00(開場受付15:30~)
講師 :水口博也
入場料:1,500円
定員 :80名/要予約 ( 定員になり次第受付を締め切らせていただきます )
主催 :スフィア編集部
■鯱(オルカ)三人展アーティストによるお話会■
二川英一 お話し会: 『オルカと過ごした夏』
日時 :4月15日(土) 15:00~16:30
入場料:無料
1993年より毎夏をカナダ・ハンソン島で過ごす木版画家・二川英一さんが、
ハンソン島での生活、自然、先住民族の暮らし、
そしてシャチについてのエピソードを語ります。
参加費無料ですので是非お気軽にお集まりください。
■講師紹介■
■ポール・スポング博士 Paul Spong Ph.D
(海洋生物学者・オルカラボ主宰・太平洋オルカ財団理事)
1933年ニュージーランド生まれ。バンクーバー水族館でオルカの研究を続ける内、飼育
下における研究に疑問を持ち退職。1970年、カナダの無人島に野生オルカの観察研究
施設「オルカラボ」を設立。海上での追跡ボートを使用せず、陸上からの目視観察と水中
マイク「ハイドロフォンネットワークシステム」 の音声分析によって、オルカの生活環境を
脅かすことなく24時間体制のモニタリング調査を行っている。
また博士はこのフィールドを永久に続くものにしたいと考え、自然と人間とがバランス良
く保たれる環境を模索している。2000年、インターネットの普及に合わせ、長年の夢であ
ったライブ映像配信プロジェクト「ORCA-LIVE」に着手。6年間に渡り、野生オルカのラ
イブ映像の配信を続け、自然環境を壊すことなく世界中の誰もが「同じ時を共有」できる
自然と人間との新たな関わり方を提示した。
■水口博也 Hiroya Minakuchi
(写真家・科学ジャーナリスト)
1953年大阪生まれ。京都大学理学部動物学科卒。出版社にて自然科学系の書籍の
編集に従事しながら 、海外の研究者とともにクジラ・イルカなど海棲哺乳類の調査・
撮影を行う。1984年、フリーランスとして独立し撮影と執筆に専念。1年の半分を海外
のフィールドですごし、残りの日本での半年を出版、テレビ番組、ビデオ、CD-ROM製作
など精力的に活動の場を広げる。近年は地球の海洋全体を視野に入れ、サンゴ礁から
南極圏、北極圏までより広範囲にわたる取材を展開している。野生動物や自然を取材
した数々の写真集、自然科学をテーマにした著書多数。1991年「オルカアゲイン」で
講談社出版文化賞写真賞受賞。2000年写真絵本「マッコウのうた-しろいおおきなと
もだち」で第5回日本絵本大賞受賞。最新刊は「風の国・ペンギンの島」(アップフロン
トブックス)、写真絵本「ノチョとヘイリ~ある母子イルカの物語」(スフィア・ブックス)。
■■ポール・スポング博士は、特別に関西地区でも講演を行います■■
■■ポール・スポング博士 関西講演■■
「ジョンストン海峡のオルカたち」(予定)
日時:4月23日(日)14:00 - 16:00 (会場受付 13:30~)
講師:ポール・スポング博士
入場料:2,000円
定員:50名/要予約 ( 定員になり次第受付を締め切らせていただきます )
主催:OSS (オルカラボサポートソサエティ)大阪有志
場所:大阪市立難波市民学習センター
大阪市浪速区湊町1-4-1
OCATビル4F
申込方法:e-mail このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。
OSS 大阪有志 宛に下記事項を添えてお申し込みください。
1)参加人数
2)お名前(参加者全員のお名前)
3)連絡先メールアドレス(複数の場合は代表者の方)
OSS Webサイトでも詳細を掲載予定