名古屋港水族館へIKANETからの提案

21世紀の水族館に向けて

名古屋港水族館 の二期工事は着々と進んでいます。ここに、 シャチ の群れを飼育するための1万3千トンの巨大プールができるのです。この建設費は市民の税金で贖われています。きっとプールができあがったら、何かを入れずにはすまないでしょう。そこで、私たちは、以下のような提案を名古屋港水族館関係者に行いました。

その1 巨大プールに、ロボットのシャチの群れを入れる
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「フリーウィリー3」の撮影現場 ご存じのように、映画のフリーウィリー2・3は、実物大のシャチのロボットを使って撮影された。体の動きやダイナミックなブリーチング、テイルフラッピングなど、実物さながらのしなやかさを再現しているのを映画で見ることができる。
このロボットは、製作者のウォルト・コンティ氏が所有していて、1頭50,000USドルするという。96年にフランスから購入されたヤマトは1 億数千万であった。ロボットには、メンテナンスの必要があるにしても、死亡することはないし、餌や薬代もいらない。しかも、「あのフリーウィリーが名古屋に!」というような宣伝効果も大きく、コンピュータの操作で、芸を見せるかわりに、シャチの家族がどのように生活しているか再現できるので、教育的にも効果がある。また、これまで計画に反対してきた139 団体がそのまま支援者になるので、名古屋周辺だけでなく、世界中からの集客が見込める。赤字の名古屋にこれ以上の方法はないでしょう。
その2 バーチャルシステムによるシャチの群れになるプログラム
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バーチャルシステムで、シャチの群れの遊泳を見せ、その中に入ったように感じられる場所をつくる。実物大のシャチの群れの中に入ってみたくない?

その3 国際シャチ保護センターの設置
インターネットやビデオを使って、世界中のシャチの最新情報を集め、紹介する。
その他、世界のシャチの調査、研究、保護を行っている施設や団体の紹介、シャチウォッチングやエコツアーなども紹介する。内田館長と行く北米西海岸、シャチウォッチングの旅なんてどうでしょうか?

その4 1日リサーチャー体験教室
シャチの研究所を模した部屋で、レシーバーをつけてシャチの音声を聞いたり、ビデオでシャチの群れを見て、尾びれによる個体識別を体験。

その5 自然保護団体・個人に対する助成活動「金のしゃちほこ大賞」
毎年、その年に海生哺乳類保護に功績のあった団体や個人・施設に対して、利益の一部を還元する「金のしゃちほこ」大賞の創設。

これで、名古屋港水族館は、新しい世紀に対応した世界に誇れる水族館として、歴史に名を残せると思いませんか?
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