イルカ捕獲枠(2011~2012)

  • 1993年、水産庁はイルカの捕獲規制を開始、当時のイルカ生息データをもとに8つ道県での捕獲枠が示されました。
  • 1999年、地方分権一括法のもと、捕獲は知事許可に変更されました。
  • 2006年、イルカの捕獲枠見直し作業が開始され、2007年に5年間の暫定的な捕獲枠が設定され、新たな種(カマイルカ)が捕獲枠に付け加えられることになりました。
  • 2011年の捕獲枠を見ると、昨年より724頭捕獲数が減少しています。1993年の開始時(22,275)と比べると4,336頭減りました。
  • 減少の大もとはイシイルカ(3,080頭)ですが、他にはハナゴンドウ795頭、マダライルカ(アラリ)253頭、バンドウイルカ312頭、スジイルカ100頭、コビレゴンドウ(マゴンドウ)155頭です。
  • イシイルカに関しては、北太平洋に広く分布し、7つの異なる個体群によって形成されるイシイルカ型と、三陸からオホーツク中央部にかけて限定的に生息するリクゼン型があります。捕獲枠は、この2つのタイプ別々につけられていたのですが、宮城県における捕獲では、この2タイプを区別しないで捕獲、結果的にリクゼン型の枠に違反し続けていたことが発覚しました。

こうした管理の不備は、イルカ猟全般の管理に対しての懸念を生じさせるものです。

一方で、カマイルカに360頭枠がつけられ、オキゴンドウの捕獲枠は倍の100頭になっています。

  • 2011年はこの5年間の最後の年になります。今年度中に、今後の方向が決まります。今のところ、検討は水産庁内部で行われ、一般市民からの意見を聞く予定はないと思われます。
  • 2007年からの暫定捕獲枠については、1993年の枠設定が産業よりであった反省からより科学的根拠をもって行うとされましたが、結局は、既存産業に圧力がかからないよう配慮された微調整に終わりました。
  • 今度の枠設定に関しては、より透明性を高め、市民の意見も反映させたものとしていただきたいものです。

(単位:頭,カッコ内は昨年度の値)

  鯨種別捕獲枠
県別漁法 自県船許認可隻数 イシイルカ リクゼンイルカ カマイルカ スジイルカ バンドウイルカ アラリイルカ ハナゴンドウ マゴンドウ オキゴンドウ 合 計
北海道突きん棒 16 (1,296)
1,244
(89)
86
(1,385)
1,330
青森県突きん棒 8 (12)
10
(12)
10
岩手県突きん棒 196 (6,224)
5,975
注(7,108)
6,860
(154)
154
(13,486)
12,989
宮城県突きん棒 7 (241)
231
注(215)
214
(456)
445
千葉県突きん棒 11 (48)
40
(48)
40
静岡県追込み 50 (36)
36
(42)
35
(59)
55
(272)
227
(10)
10
(419)
363
和歌山県追込み 17 (134)
134
(450)
450
(700)
652
(400)
400
(280)
275
(207)
184
(70)
70
(2,241)
2,165
和歌山県突きん棒 100 (36)
36
(100)
100
(79)
73
(70)
70
(234)
230
(519)
509
沖縄突きん棒 6 (8)
7
(69)
61
(20)
20
(97)
88
合計 (7,773)
7,460
(7,412)
7,160
(360)
360
(640)
625
(846)
787
(742)
697
(514)
505
(276)
245
(100)
100
(18,663)
17,939

(注)平成23年3月1日付けの再設定後の捕獲枠

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